皆さんはラーメンをよく召し上がりますか?

20.03.23

はじめまして。入社1年目の臨床学術課の横須賀と申します。
臨床学術課は、みなさまが参加されるモニター試験のデータを解釈する部門となります。
みなさまと直接お会いする機会は少ないですが、ブログを通して臨床学術課という部門を知っていただけたらと思っております(^^)

さて、今回はじめてブログの作成を担当しまして、何を書こうかと悩みましたが、タイトルにある通り、今回はラーメンについて論文をご紹介したいと思います。

私は週に一回はラーメン店に行きます。
普段は健康的な食生活を心掛けているのですが・・・たまには好きなものを好きなように食べることにしています。我慢することもストレスになりますので、時には自由に食べることも大事なことと思っています(`・ω・´)キリッ

いつものようにラーメン店の行列に並んでいる最中に、ふと、ラーメンは健康にどのような影響を及ぼしているんだろう?、と気になりました。

調べてみると、ラーメン店の分布と脳卒中の関連を検証した論文がありました。
↓↓↓
Matsuzono K, Mieno M, Fujimoto S. Ramen restaurant prevalence is associated with stroke mortality in Japan: An ecological study
Nutr J. 2019;18(1):1–6.
DOI: https://doi.org/10.1186/s12937-019-0482-y

脳卒中は世界的にも主要な死亡原因と言われ、塩分と炭水化物は脳卒中の危険因子とされています。脳卒中と食事または季節の温度との関連に関する研究がされていますが、因果関係については未だ明らかにされていません。

この論文の筆者らは、塩分と炭水化物を多く含むラーメンが脳卒中の死亡率と関連しているのではと考え、ラーメン店の分布 (店舗率) と脳卒中の死亡率の間に相関性があるか調査しています。

調査の結果から明らかになったことは、人口当たりのラーメン店の店舗数が多い地域ほど、脳卒中による死亡率が多かったことです。

やっぱりラーメンは身体によくないの?と気になるところですが、この研究で得られた結果はあくまでも、「ラーメン店舗率と脳卒中死亡率に関連がありそうだ」ということ。ラーメンをたくさん食べると脳卒中死亡率のリスクが高まるということではありません。

著者らがラーメン店の店舗率と脳卒中死亡率に着目したことについて、ラーメン店の店舗数は地域住民の食生活の嗜好性を反映している可能性があることを考えると納得感もあります。ラーメンは塩分、脂質、炭水化物ともに過剰摂取の傾向となりやすく、塩分、脂質、糖質の過剰摂取は高血圧症、脂質異常症、糖尿病の悪化因子であり、同時に脳卒中リスク因子です。

恐らく著者らもラーメンの食数と脳卒中死亡率について関連を調査したかったと予測されますが、まずは調査できることとして、地域住民の食生活の嗜好性を反映する可能性のあるラーメン店の分布 (店舗率) と脳卒中の死亡率の間に相関性があるか検証することを試みたのだと考えられます。

今回の調査を介して自分の食生活の嗜好性を見直すきっかけともなりましたが、やはり我慢するのは厳しい(^_^;)適度に好きなものを好きように食べて、時にはサプリメントにお世話になりつつ・・・が長生きの秘訣なのかもしれません。

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